幽霊が出る。現実という幽霊が。
幽霊、怖いですよね。お盆になると心霊番組がたくさん組まれ髪の長い女の人が5回も6回も1時間のうちに登場するあの感じ。
かの社会主義の父、マルクスは産業革命で発展した資本主義を目の当たりにし「共産党宣言」の冒頭でこう述べました。
「ヨーロッパには幽霊が出る。共産主義という幽霊だ。」
本当に恐ろしいのは不可抗力で老いていく年齢と周りとの差だ。
まだ若いとか言われるけど、30までに子どもを産もうと思ったらもうそろそろ結婚相手と出会ってなければならない。戦慄。
別に結婚なんてせんくていいや〜〜私には仕事があるし〜〜ヾ(@⌒ー⌒@)ノと高を括っていた私だが、同窓会に行って精神的にバチバチにしばかれた。
高校の同級生は、やれ合コンだの、やれパーティーだの、知り合った商社マンとフットサルだのしていた。
よしもと漫才劇場に通っている有名大卒はいなかった。
私は昔から「苦労したくなかったら、金持ちと結婚したかったら、それに似合う女にならなきゃいけない。馬鹿とは結婚してもらえないから勉強しなさい」と言われ育ってきたので、
この程度の容姿でこの職について、更にそこそこのユーモアセンスもあれば、もう人生なんてイージーモードだと思っていた。
だから、別に焦る事はないし若さは衰えても頭さえ良ければ見初めてもらえると思っていたが、違ったらしい。
運動できなくてもサラリーマンと休日にフットサルができる女が幸せへの選択肢を掴むらしい。
そうこうしている間にあと数日でまた歳を取る。
死ぬほど焦ってる反面、まだ若いし私ならと思ってる部分があって、まだ私はフットサルを始める気にはならない。
というか尖り散らしているので、フットサルとかボルダリングとかスムージーとかチアシードとかプレ花嫁とかDMで被害者面して芸人に媚びるファンとかが大嫌いだ。
イエス広場には幽霊が出る。チケット買ってないのにDMで「今外に居ます♡差し入れ渡しますね!◯◯君!」と連絡する幽霊が。
そしてそれを、5階から見る怨霊が出る。
万国の拗らせ女子達よ、団結せよ!