モラトリアム徒然草

いやしきもの 女子大生のすなるSNS

ressentiment

地味なキャラなのに人生ゲームを1番はじめに上がってしまった時に申し訳なさそうな笑顔というものを学びました。

こんばんは。いかがおすごしでしょうか。

山崎まさよしのOne More〜を聞きながら難波からの電車に乗って書いてます。

この世には一見、条件としては素晴らしく見えるのに現実では役に立たない、寧ろマイナスになるものがあります。

女の度胸。

やはり女は愛嬌ってのは真理です。

もし崖から私と、平凡な女子大を卒業した茶髪のゆるふわボブでサークルでも天然と言われてる家庭的な女の子が落ちそうになってたら、大声出して13時間労働する私は運良く生きれそうという理由で見捨てられそうだもんな。

私「大丈夫大丈夫!!ほらそっち先助けてあげて!」

女子大女「みちこちゃんごめんね。・°°・(>_<)・°°・。ありがとぅ!」

一生の課題だ。愛嬌。禅問答か。

働いてもうすぐ一年が経とうとしてます。初めての土地で1人も知り合いがいない中、毎日糸を張り詰めた状態でした。

アフリカの山奥の村の女の子が毎日何キロ先の井戸に水を汲むために頭の上に水がなみなみに入ったバケツを置いて運んでいるような一年でした。

大学時代は、愛だの死だの何時間も考えこんで朝を迎えてましたが、社会人の朝は早い。そして朝は週に6回もやってくる。戦時スローガンか。

落ち込んで悩む時間があるなら早く寝たい。とにかく眠い。食欲が睡眠欲に負けることを初めて知りました。

満杯になった水を毎日運ぶ少女は運ぶことに必死で昨晩の雨のぬかるみに気づかない。

転んでしまって全てがゼロになってしまう。

完全に私じゃないか。

これ以上コンプレックスを抱えると圧死してしまう!!!!

ギャルみたいに”現在(いま)”を生きたい

ないものねだりなのはわかってる

可愛い子は頭悪いし文才もなく写真を異様に撮りたがる

勉強できる子は地味で膝下丈のスカートを履く

そうやって世界はバランスを保ってる

その世界の普遍的なバランスの合間を騙し騙し生きて来た私は、いつかボロが出ないかとびくびくしながら過ごしている

みんなが見透かしてるんじゃないかと、人の金魚の様な目が全て私を見てる気がしてならない

地頭の悪さを努力で埋めて、すっぴんアパホテルの社長感をメイクで埋めて、コミュニケーション障害なのを寡黙で変わった子と見せかける事で埋めて、バケツはいつの間にか満杯だ。

女は愛嬌なんだって。

最後に私の最新愛嬌エピソードをひとつ。

三歳の時、ごはんにしらすが出されたら号泣する私。

母親が「なんで泣いてるの?」と聞くと

「だって全部のしらすさんが、みっちゃんのこと見てる〜〜( ; ; )」

いや見られてる被害妄想も先天性なんかい!!!!!!!

深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗き返しているのだ−フリードリヒ ニーチェ